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さとやまの自然/風景

シベリアから長池公園に冬のお客さん!

長池公園自然館の小林さんから、このあたりでは珍しい「トモエガモ」の写真と説明が届きました。皆さまにお伝えします。新聞折込みの「タウンニュース」にも掲載されたそうですから、ごらんになった方もおありかもですが、カービングで作った置物のカモさながらの美しい配色を6枚の写真でごらんください。以下、小林さんの説明です。

 

今季、築池のトモエガモが最初に見つかったのは昨年11月26日でした。その時は9羽だったのですが、その後は2羽となり、年末年始あたりからまた徐々に増えて現在では雄4羽と雌4羽が滞在しています。

派手な模様が雄、全身茶色で嘴の付け根に白いポッチがあるほうが雌です。長池公園での記録は昨シーズンに1日だけ長池に飛来したのみで、今回が2度目の記録になります。

カモ類は基本的には夜行性のため、日中はつくいけの道直下の茂みや田んぼ側の水際で休んでいることがほとんどです。朝と夕方には水浴びをしたり、悠々と泳ぎまわる姿も見ることができます。

トモエガモは極東ロシアで繁殖し、冬場は衣替えをして海を渡り、日本などで冬越しをします。世界的に見れば他のカモ類よりも個体数がずっと少ないため、絶滅危惧種に指定されています。
石川県加賀市の片野鴨池をはじめ、日本海側には毎年まとまった群れが飛来していますが、関東地方では時々他のカモに混ざって迷行してくることがある程度です。(※近年では多摩市の豊ヶ丘南公園に毎年飛来していて話題となりました。)

ところがなぜか今シーズンは、相模原や町田あたり、そして長池公園など、関東南部の各所に渡ってきており、野鳥業界がにわかにざわついています。理由は不明ですが、日本海側の降雪などが影響して、渡りのルートが本来よりも東に逸れたのかもしれません。

ともあれ、この築池の珍客は春先までその美しい姿を楽しませてくれそうですので、活動の際はぜひ築池を覗いて探してみていただければと思います。来年もまた来てくれるカモ?・・長くなりましたがお知らせまで。

 

最後にこじまのひとこと感想:パスポートなしで自由に渡って来られていいなあ~~地球市民だね!! ごめんね。ほんとうは命をかけた旅行だろうに。

クリスマス・リースを作ってみました

 

皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。こじまです。皆さまご存じのように長池里山クラブの月例活動はほそぼそとですが、なんとか行っております。また安心の世の中になってほしいものです。

野山の材料でリースを作ってみましたので、皆さまの参考になればと写真を投稿します。

一枚目は玄関ドアに掛けたリースです。松ぼっくり、ふうの実、イガ付きの栗、栃の木の落ち葉、ツキヌキニンドウの葉っぱと実、そして、蔓。一部を除いてほとんど拾ってきたものです。(栗もリースになるとはよもや思わなかっただろうに。)

質素で、つたない作品ですが、ま、それはそれ。この作品のハイライトは蔓状になった茶色の実です。

 

二枚目の写真はキャンドル・リースとして飾ったものです。

こちらにはいくつか購入した実もプラスしていますが、林を歩くときに注意していれば見つけることができそうです。

真っ黒の小さいボール型のとげとげ2個がごらんいただけますでしょうか。これは去年2019年2月に焼いたアメリカふうの実の花炭(はなずみ)です。今年2020年2月にもアメリカふうの実を焼きましたが、焼け過ぎてうまくできませんでした。焼く前の茶色のふうの実も付けています。これらをすべて花炭作品で組み合わせて、真っ黒のリースにするのも面白そうですね。

今日、近所で採ったサザンカの実も3個付けました。ツバキやサザンカの実はすてきですよ。これら実はグルーガンでくっつけました。横に置いたクルミも付けようと思いましたが、サイズが大きすぎてバランスが悪いのでやめました。それで、横にいるというわけ。

皆さまもあちこちから集めて来た材料で作ってみてはいかがでしょうか。グルーガンに気を付けていただけば、小さい子どもも楽しめると思います。

わたしは自然派の色で作ってみましたが、赤や緑、ゴールド、シルバー、白のリボンを結んだり、スプレーをかけたりしても美しいと思います。工夫してください。

最後にネットで見つけた写真をお見せします。

注目したのはここに台として使われている輪切りの板です。わたしが前に里山でもらったものとそっくりです。冬の伐採作業時にいらっしゃればもらえるかもしれませんよ。こんなに太い木を切ることがあるかどうかはわかりませんが……。リースの輪っかを作ったりするのが面倒な時はこんな台に乗せるだけでもステキな飾り物ができます。

皆さんで何か工夫なさっていることがおありでしたら、ご紹介いただけますでしょうか。mail@nagaike.info までお願いします。

ということで、今回のお話はおしまいです。またどうぞよろしく。

里山ゾーンにたぬき2匹あらわる

高橋です。

本日(2020.10.6)、作業小屋正面の雑木林に運搬車で片付けに入ったら、タヌキ2匹とばったり遭遇してしまいました。

運搬車のエンジンがかかっているにもかかわらず逃げる様子もなく、こっちをガン見していました。スマホを出して10mくらいまで近づくまで逃げません。彼らのソーシャルディスタンスは10mくらいのようです。

栗の実でも食べに出てきてるのでしょうか? 歯型のついている栗の実もありました。

以下、こじまより

長池公園の保護ゾーン(立ち入り禁止区域)に住んでいるのでしょうか。それとも最近、小山あたりから渡って来たのでしょうか。車の交通量や公園の人出が減ったのでしょうか。里山クラブが大勢で集まることもこの半年なくなりましたものね。タヌキは「静かになったなあ」と思ったのでしょうか。

ここ15年ほど、タヌキを見かけたという情報は全く聞きませんでした。それまでは、旧由木村や南大沢の範囲で見かけたという話はたまにあったのですが。(旧由木村は、別所、松木、越野、堀之内などです。)

ハクビシンでしたら最近もときおり、出没しているようです。うちの近所でも目撃されています。遠目にはタヌキかどうか見分けは難しいのではないかと思います。どうかしら。ハクビシンは飼っていたものが放たれたのでしょうから、タヌキと話は別ですけれどね。

20年と少し前のことです。長池公園が一般公開される少し前、今のバス通り脇の植え込みにタヌキの死骸がありました。車にはねられたもようでした。仲間といっしょに埋めました。そんなこともあったなあ、と。

2020.10.6

なつかしい顔に会えた、なつかしい顔に会えるだろうか

2020年5月30日(土)、この日はスタッフ少人数による作業の日だったので、費用の精算もあったことで、里山に赴きました。仲間に会うのは3ヶ月半ぶりくらいです。なつかしい~~。2、3年も会わなかったような気がしました。わずか3か月半なのにね。

巣ごもり生活では、一日一日はだらだらと過ぎるように思えても、一か月ほどを振り返るとあっという間だったような気がする、何かできごとによる刻みがないと、人は、時はあっという間に過ぎた気がする、と心理学者は言うと書かれた記事を読みました。うん、そうなんだ、毎月の里山活動は刻みのひとつのわけだ。

スタッフの作業はいつものことだけど、田んぼ、畑、雑木林、それらの間、と皆がてんでバラバラの場所でてんでバラバラの作業をしています。ソーシャル・ディスタンシングにはうってつけみたい。

皆のなつかしい顔に会えるのはいつになるだろうか。一年のハイライトのひとつ、6月の田植えは皆にやってもらえない。7月は毎年カレー作りの月。皆でカレーを食べられるだろうか。ジャガイモは順調に育っているはず。

さて、話は前に戻って、5/30、キイチゴ(正確な名前は知らない)と田んぼの風景を写真に撮ってきましたので、ここにアップロードします。

まずは、にんにく。みごとなできばえ。7月にカレーを作ることができるなら、最初に大鍋の底で、バターでニンニクをジュージューと炒めます。すると、おいしいカレーになるんです。(そのはず)

キイチゴ(多分、そんな名前)の生っている枝を取って来てくれたので、青空に掲げてみた。

きれいな赤だ。このまま固めてアクセサリーにしたいくらい。

冷蔵庫でちょっと冷やして食べた。ほんのり甘く、ほんのり酸っぱく。申し分ない。ぶつぶつ感もうれしい。こんな真っ赤な美を食べるのもうれしい。

 

山ぐみの木も実がいっぱい生っています。長池公園にはけっこうな数の山ぐみがあります。甘さも酸味も中途半場な感じは否めませんけど、たくさんあってたくさん採れるのがうれしいです。低い枝のは採り去られてますけど、木を軽く揺すると熟れたのが落ちて来るかもです。レモン汁ちょっとと砂糖、あと、あればリキュールをちょっと入れて煮ると、それはもうおいしいジャムができます。わたしの大好物です。

 

次は、あぜ塗りが終わって静かに佇んでいる田んぼ。あぜ塗りを一度でもやったことがある人はご存じだけど、きっつい仕事です。これを少人数でやったとは…頭が下がります。このあと、代かき、田植えと続きます。あぜ塗りと代かきは子どもにとってハイライトだったのにね。思いっきりどろんこになれる日。おとなの視点からは「あーあ、また尻もちついたね、着替えはもうないよ」となりますが。

 

最後は、今の炭焼き小屋の佇まい。2月に引き続き、今年は2回目の炭焼きをGWにやる予定でした。それで、炭材は山と積まれています。薪割りはまだこれからですけどね。窯の中には、今、2月に焼いた炭が眠っています。来年の2月までずっと眠ったまま。夏眠、冬眠と。(炭を置いておくと、窯が乾燥するのが利点のため、焼いた炭は次の炭焼きの直前まで、敢えて出しません。)

おお、炭たち、炭材たち、炭焼き小屋も、来年まで待っててくれろよ!

ではでは、遠くない先に皆さまにお目にかかれますように! (こじま)

皆さんに作業してもらえない中、あぜ塗り終了 2020.5.26

高橋です。里山ゾーンの状況をお知らせします。

田んぼは吉岡さんや柚木さんの頑張りで、畔塗りがほぼ終わっています。
苗代は覆いを外し、苗も順調に育っているようです。

雑木林は下草が伸び始め、大変です。コナラの実生(みしょう)を刈らないように手刈りで刈り始めています。
萌芽更新した山桜にサクランボがなっていました。

あぜ塗り

あぜ塗りはスタッフ少人数でやった。重労働だわね~。

苗代では稲が順調に育っている。

 

 

 

 

 

 

 

山桜のサクランボが生りはじめた。

では、また。(編集 こじま)

 

里山(活動自粛中) 2020.4.28

今日はもう4月29日。先が見えません。


しいたけ、原木に生えている様子、採集した様子、乾燥させている様子を写真に撮りました。撮影は高橋さんです。2020年4月28日。(こじま)

きんらん咲いてます

しいたけのでき具合

こんなに採れました

しいたけを乾燥させています

 

 

 

 

 

 

 

(撮影・キャプション:高橋 編集:こじま)

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