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道祖神は守護神か…今も

2016年4月24日 道祖神(どうそじん) 堀之内寺沢

外国からのお客さんがあったので一緒に、道祖神と阿弥陀堂の地蔵群を見に行った。前回に見たのは15年ほども前だったので、場所がうろ覚えだったが何とか見つかった。長池公園からは3キロほども来たところか。

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道祖神は頭の部分が欠けてしまい、レリーフもかなりくずれてしまっているのが残念だ。数百年間ここで人々を見守りつづけて来たのか。道祖神は分かれ道や村境にあることが多いと聞く。ここでも分かれ道にあった。のちにここへ移動されたのかもしれないが。

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馬頭観世音という文字が読み取れる。馬頭観音は観音菩薩のひとつだから、仏教だ。道祖神は民間信仰。けれど、村人や通行人を見守り、無病息災を願うことは同じ。

今は車道の脇にあり、普段は目に留める人もいないことだろう。研究者や郷土史家、愛好家が訪れるくらいか。あとどれぐらいの年月ここに居続けるだろう。(こじ)

5/14(土) 活動のお知らせ【畦塗り】

長池里山クラブの皆様
4月29日から始まった炭焼きは順調に進み、5月1日午後6時過ぎに
窯止めを行い、無事終了しました。5月の活動は6月の「田植え」の準備の活動として「畔塗り」を行います。

畔塗りは「くろぬり」、または、「あぜぬり」とも読み、水が田んぼから漏れないよう鍬を使って畔を作る作業です。田んぼの土壁に泥を塗りこむ防水加工ともいえる大切な作業です。

2016年度第2回 5月14日(土) 田んぼ作り
9:30 受付開始
10時の活動開始までに受付をお済ませください。
10:00~12:00 田んぼの説明、畔塗り
12:00~13:00 集合写真、昼食
13:00~14:30 林床管理
14:30~15:00 後片付け、周辺清掃
15:00 活動終了
15:00~16:00 スタッフミーティング

※スケジュールは変更になることもあります。

【持ち物】
帽子、軍手、手拭い・タオル、各自の椀、箸、弁当、水筒、カット野菜
田んぼに入る時の長靴あるいは地下足袋、捨ててもよい靴下。小さいお子さんの着替え。

  • 田んぼの泥はなかなか落ちませんので服装にはご注意ください。長靴、地下足袋を履いての作業となります。小さいお子さんをはじめとして、長靴は田んぼの中で脱げる可能性があるので捨ててもよい靴下や裸足がよいでしょう。
  • 雑木林での活動には、長袖、長ズボンの用意をお願いします。
  • 雨天の時は、翌日15日(日)に順延、状況により中止の予定です。長池公園自然館 TEL 042-678-4616 にても問い合わせにお答えします。HPにおいても開催の有無を案内いたします。http://www.nagaike.info

長池里山クラブ 広報(案内担当)

里山ゾーン 緑の風景

2016年4月29日 窯詰めの日の朝 里山ゾーン

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4月ももう終わりだ。空の色がぐんぐん濃くなって来た。林の斜面はついこの前の薄茶色から新緑へと変わった。見えるのは葉っぱばかり。畑の野菜も伸びてきた。まるで世の中にこれらの色以外は存在しないかのようだ。

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端っこに小さく写っている人は虫の写真を撮っているTさん。仲間の一人で、長池公園の鳥、虫、植物をくまなく撮っている。十数年の記録が以下のサイトに。特に虫の写真がどっさり。

冬鳥夏虫
引用: ”「冬鳥夏虫」冬はバードウォッチング、夏は昆虫という意味です。 私の撮影した写真をアップロードしていきたいと思っています。”
http://hw001.spaaqs.ne.jp/tosaka1/


わたしは鳥も虫も植物も名前が覚えられない。二、三度教えてもらったくらいじゃ、名前はふっと飛んでいき、同じものを6回ほども教えてもらってやっと覚えられる。(2、3年経つとまた忘れてるけど。)教えるほうはいい加減いやになってるだろうから、最近はなるべくたずねないようにしている。

(こじ)

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2016年4月29日、炭焼きの合間に、長池公園里山ゾーンに立っているコナル2体と対峙してみた。畑と林の背景がよく似合う彼らだ。

コナルとはいかなる者たちか、については以下のリンクを見てくださいな。

http://satoyamanikki.link/category/etc/

炭焼き…脱臭脱煙装置

以前の記事で「今年の炭焼きはおしまい」と書いたけれど、ひとつ大事なことを忘れていた。ふぅーっ!長池里山クラブの炭焼きを特徴づける脱臭脱煙装置のこと。これなくしては市街地に位置する長池公園で炭焼きは続けられない。

里山クラブでの炭焼きは15年ほど続いているかなと思うけれど、始めの頃は炭焼きの煙が谷筋の小川づたいに住宅地へたなびき、炭焼き期間中の早朝には谷筋はうっすらと白くけぶり、何か燃えるにおいがしていた。(この小川は遊歩道脇に作られた水路です。)周辺に住む人の間では、何の臭いだっ! 火事か!と騒ぎになったこともある。

その頃は夜中に一回は消防車がサイレンを鳴らして煙とにおいの原因を探りにやって来た。消防署への事前の届けはもちろん出してあるのだけれど、通報があれば消防車はやって来る。

「ただ今炭焼き中」の看板やのぼりの設置、周辺住宅へのチラシの配布、宣伝カーによる広報を始めた。のぼりとチラシは今も続けている。

そして、脱臭脱煙装置の開発の模索が始まった。多くの人々の協力を得ながら改善に改善を重ねた結果、今は煙とにおいが谷筋に流れて行くことはなくなった。ホームセンターで調達できる資材を利用しての手作り装置だ。開発の経緯や仕組みについては制作者の弁を待ちたい。(その気があればだが。)

IMG_0062 窯の煙突から出た煙はダクトを通って斜面の中腹へと誘導され、そこで放出される。ダクトはここでは斜面の地中に埋設されている。
IMG_0212 装置の全容はこんな感じ。これら写真は今年の2月に撮ったもの。GWには周辺草木が伸びていて、斜面の下からは全く見えない。
IMG_0209 白い煙がモクモクと出ている。煙に水シャワーをかけるが、煙が全くなくなるわけではない。
IMG_0211 ズームアップ。

 

ということで、装置についてよくは知らない(こじ)が書いた記事なので、話半分で聞いていただけたら幸い。記述が間違っていたら、後の記事にて訂正します。

なぜ、長池里山クラブが炭焼きを続けているのか、という大事な話がまだ残っているのだけど、疲れた。いつかの機会にお話しすることにしたい。

竹パンケーキ

2016年4月29日(金祝) 竹パンケーキ焼き

窯詰め作業は大勢が一斉に作業できない。それで、同じ日に、大勢の人が楽しめるバウムクーヘンを焼くのが10年ほど前からの慣例だった。焼くのに時間と多大な労力のかかるバウムクーヘンをやめて竹パンケーキを焼き始めたのは去年からで今年は2回目となった。

最初は「竹パン・ケーキ」かと思い、いったいそれはな~んなの?だったが、「竹・パンケーキ」と知って合点。だったら、フライパンで焼けば「鉄・パンケーキ」とか「アルミ・パンケーキ」かなと思う。わたしとしては「竹ケーキ」がいい。TaKeKe~Ki というTKK~K(テケケ~ケ)という発音がおもしろい。

さて、百聞は一見にしかず。
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説明は敢えて付けないから、想像してみてね。細長く焼けたものを輪切りにして食べた。竹の香りがしたかどうか残念ながら覚えていない。

 
さて、今年の炭焼きはこれでおしまい。次は来年2月です。今回焼いた炭は次回の炭焼きの前に出します。それまで、窯の中を乾燥させててねってことで。良質の炭ができたかどうかはそれまでのお楽しみ。(以前には生焼け多量という時もあった。どきどき。)

(こじ)

まだつづく。